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写真集zine「引かれ惹かれ光れ」収支報告と使い道


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人生初の写真集zine「引かれ惹かれ光れ」を制作、11/20に発行しました。
instagram(@all1to3)に投稿したスナップショットと未公開写真をA5ヨコ50Pにまとめた、遊び心とかユーモアは少なめのカタめのzineです。カタそうな背伸び加減が自分らしくて気に入っている。
Twitterアカウント二つとinstagramでややしつこめに宣伝しまくったので収支報告を残します。



「引かれ惹かれ光れ」収支報告

18人に¥1000で販売……合計¥18,000

印刷代金(ちょ古っと製本工房様)……¥11,540
スマートレター、梱包フィルム購入代金、その他送料(海外向け発送など)……¥2,960
制作、送料代金合計¥14,500
(このほかにも製作段階のサムネイル印刷代金とか頁割考えるときの紙代金とかあるけれど、詳細不明でもうわすれたので無視とする)

18,000-14,500=3,500プラスでした。



収益の使い道は、MARRIAGE FOR ALL JAPANさんへ全額寄付することにしました。
(この日東京で同性婚訴訟の裁判があり原告側の主張を国が夾雑物と表現したことに対しブチギレたので)

どんぶり勘定すぎてちょびっとしかなかったけどな。


印刷所に20冊注文したのですが、予備分も納品された関係であと2冊のこっています。個人情報厳守で発送してるので気になる方ご一報ください。そして2021年6月に北海道でコミティアというイベントがあるので、そこにむけて増刷予定&新作制作予定です。

写真集zineに対しておもしれ~きになる~と思ってくれた人、そっといいねくれた人、実際に買ってくれた人、ブーストつけてくれた人、〇ページが好き!と教えてくれた人、アツすぎる感想送ってくれた人、本当にありがとうございます。

また作品作ります。

階段四つ飛ばし

2016年に最後の更新から4年。そのままインターネットビルディングのよくあるきな臭い廃墟にしておけばいいものの、あてずっぽうでIDを入力したらログインできてしまった。4年越しに水槽から顔を出したカバの気分を想像する。

空白の期間はSNSと労働にうつつを抜かしており、
できなくなったこととできるようになったことの項目が着実に増えたりしている。
それを記録するのは紛れもなく出来事の記憶がなるたけ新鮮な現在の己しかおらず、その粉塵が最も滞留しているのがFC2であると判断しました。FC2サービス終了しないで欲しい。なぜなら十代のひっかき傷が日本語という形で残っている思い出跡地だから。Twitterにも己と向き合うために複数アカウントを作りかなりお世話になったが、IDを変更するとセルフツイートの検索ができなくなるのでクソ。己のために現在に至るまでの系譜をとどめておく。

2016年のその後
この年は、二年目になる会社で部署異動して電話がほとんど鳴らず職員もほぼ出払う環境で制作業務をしていて、かなりのびのび仕事をしていた記憶がある。しかし何にもなれないかもしれない自発的な恐怖と、それを裏付ける責任爆弾トスゲームのような会話をする社会人たち、実際に何にもなれないと警告を出し続けてきた上司にかなりプレッシャーをかけられ転職活動を開始し、ことごとく落ちて半年の追加契約を結びなおした翌週に一つの会社におさまる。
部署が一緒のひとに「24歳?そろそろだね」と言われたりしていてかなりモヤモヤしたりしていた。これを言われたときの空間や声のトーンをはっきり覚えている。
両親の離婚があり、引き金になった父親の行動と母親に対する稚拙な言動にかなりいら立ちを覚える。
この暮れにSurfaceBookを購入する。いまだに使用していてきっとそろそろ戦えるスペックではないのだろうけどもう少し使うつもり。

2017-2018年(なぜまとめるかというと、マジで記憶がないからです)
車を購入している。ダイハツのミラウォークスルーバンという車で、現在はシフトのワイヤーが切れていて入院しているが可能な限り大切に乗りたい。
ごく小さな体力勝負系の制作会社に就職するが「気が強くてはいけないし、気が強くなきゃいけない」風紀の会社で蛇ににらまれたカエルのように体が硬直する日々を送る。もう、蛇3匹に睨まれまくりの残業しまくり。努力したが怒られないように怒られないように気を取られ他のことでミスをしてまた強めの指摘事項を食らう、という繰り返しで「これやってけるのかな」と思った2017年はおろか、2018年はまるごと記憶がないに近い。身なりを整える元気がなかった。

2018年、記憶がないなりに良かったことが二つだけある。
一つはマンガ形式の同人誌を出して例大祭に行ったこと。なにかを作るというのが孤独と不安に最もキくと、これは今でも断言できる。孤独と不安に耐えて制作した自分のための作品を同人イベントで友人に配ったり買われたりして一人じゃなさを実感するサイクルはそりゃあみんな癖になってやるよな、と時間がたっても思い出すし、なにより自分の人生の指標として「本」というテンプレートは強い。かなり大変だったし話の続き描いてないしつたないけれどやってよかった。

もう一つは別目的で開設したTwitterアカウントで知り合った人と仲良くなり、ここから2年ほどしょっちゅう遊ぶようになる。
今までオタクの人とばかりつるんでいた自分にとって、オタクではないこの人は同族ではなくまぎれもない他者であった。他者!!ハチャメチャに刺激的で遊ぶたびにどこか行ったしかなりいろいろな話をした。この人に出会っていなければ違った現在になっていただろう。オタクじゃないチャンネルっていうのがどうしてもあって、それがうまく育った感じがあるのでとても感謝している。

この二つの出来事は5月、6月に起きておりそれ以降の記憶はあまりにもないが、なぜかというと夏の終わりごろから情動がかなりイカれており直接的な悲しい出来事がなくても涙をちょちょぎらせながら仕事をしていた。のちにメンタルの病院で適応障害であることがわかっている。しかし謎のくされ根性で翌年の初夏まで仕事をつづけてしまう。

2019年
TaNaBaTaのライブをみに東京へ行って、その翌日が誕生日だったことと、いくつか遠出した出来事はとても楽しかったのでお覚えている。しかしそれ以外はほんとうに、ほんとうにマジで記憶になく5月に桜をみたときに「わあ~桜だ~きれいだな~」という類の気持ちにならず少しも感情がなびかなかったのが「相当やばく、再起不能にごく近いところにいる」のを実感し、辞めることを申し出て6月の末に退職した。
この年、TMAFに行っている。気心の知れたTwitterのフォロワーたちとプチ修学旅行みたいなことをしている。メインの出会い方は東方の同人で出会った人たちで、もう10年ちかい交流をしている。ここに集まるフォロワーたちのことを心の中で「バーチャル親戚」と呼んでいてこれも大切なコミュニティの一つだ。
この年は退職まであと数日という時期にTMAFがあり、解散して自分の車に乗ってからシャッフルでかけた音楽が「空も飛べるはず」で全然理由がわからないがボロ泣きしたのをよく覚えている。

9月に外壁修理の社長に拾われ、この業界では考えられないほど何でも屋さんでろくでもないワンマンで現在でも少し憎んですらいるが拾ってくれたこと自体はありがたいと思っている。

この10月、iPhone11proに機種変更している。(伏線です)

2020年
一度左官工の見習いに入社したが、要するに先の職業の無駄なしがみつきが祟りメンタルの傷が一生モノの傷になっており、こういうひっ迫した職業で踏ん張りがきかなくなっていることがわかりすぐにやめている。現在も拾われた外壁修理の会社で古い建物の外装の修繕関連ならなんでもやっているが将来の職業としてよいかどうかは疑問だ。そのうえこの業界は社保完備前提なので職歴に残るのがかなりきつい……おまけに冬の仕事がない会社なのでどう生きていこうかはこの時期になるとかなり脳のリソースを割くテーマになっている。絵を描くときや制作会社にいたときの時間があっという間に過ぎる感覚を職業で得たいのにきっともう得られない確信もたしかにありそれが少し悲しい。あのゾーンに入る感覚がなくてもなんとなく生きていけてしまうのもやるせない。ずっと心の中がこんな感じでボヤ騒ぎしているが、こんなに真剣に悩むのは労働自体が好きだからだよきっと。


そして自主制作で写真集をつくりました。


ほとんどがiPhone11proになってからの写真です。
なんで自分が写真撮るかはさっぱりわかりませんが、過去のブログ記事を読んでいると「あのとき●歳のわたしはこれにわざわざ時間をかけてこうした」的な座標が形としてほしい」と記述しており、それは間違いなく達成できただろうと思うし、自分のある種の変わらなさにほっとしたし(こういう発見があるからサ終してくれるな、FC2よ)絵も写真もブログもサードインパクトも己のための行為なんだろうな、未来や他社へのメッセージボトルあるいはモールス信号として続けるしかないのだろうと思いました。

明日写真集が届きます。これからも私のための創作行為を続け、他者とのコミュニケーションをあきらめない誓いを忘れずに生きてえな。肥大気味の夢

2016年5月のレポ

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あっという間の日々は続く

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振り返るほどの人生を

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サイゴウモナカ

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